【おジャ魔女どれみナイショ】どれみの孫が登場!ふぁみ

おジャ魔女どれみ

おジャ魔女どれみナ・イ・ショとは、東映アニメーション制作の少女アニメ。
おジャ魔女どれみの第5シリーズである。

元々OVAとして企画・製作された作品である。
初放映2004年6月~12月。全13話
スカイパーフェクTV!の有料チャンネル。ペイパービューチャンネルにてオンエア。
2004年9月~2005年3月までDVDがリリースされた。

おジャ魔女どれみシリーズ概要

「おジャ魔女どれみ ナイショ」は放送は最後ですが、描かれている時期は3年目の「も~っと!」の頃の舞台である。
そう言われてもどの時期か分かりにくいと思うので、簡単にシリーズ別にどんな様子だったかまとめました。

1年目「おジャ魔女どれみ」 

1年目「おジャ魔女どれみ」
魔女見習いになったどれみたちが一人前の魔女になるために1級合格を目指して魔女見習い試験に挑戦していくのが主なストーリー。
まだこの時瀬川おんぷちゃんはライバルである。

2年目「おジャ魔女どれみ#(シャープ)」 

2年目「おジャ魔女どれみ#」
どれみたちが魔女の赤ちゃんであるハナちゃんのママになって1年間育児を行うという物語。
1年目よりも魔女界の様子が詳しく描かれているのが印象的である。

3年目「も~っと!おジャ魔女どれみ」 

3年目「も~っと!おジャ魔女どれみ」
魔女見習いの資格を失ったどれみたちが魔女に戻るために、魔女界の元老院たちが出すお菓子作りのテスト、パティシエ試験をクリアしていく
このシリーズからももこちゃんがMAHO堂の一員になる。
また「#」の最終回でどれみたちとお別れしたハナちゃんも第7話から面会できるようになり、第31話から野菜嫌いの呪いを解くため人間界で暮らすようになる。

4年目「おジャ魔女どれみドッカ~ン!」 

4年目「おジャ魔女どれみドッカ~ン!」
魔女界の先々代の女王様の深い悲しみを癒すため、彼女が6人の孫に送ったという手作りのプレゼントを再現するという使命がどれみたちに課せられた。
TVシリーズ最終作である「ドッカ~ン!」はどれみたちの小学校卒業を筆頭に4年間で積み重ねられてきた数々のエピソードが収束していく作品でもある。

第13話 時をかけるお雛さまーどれみのナイショー

あらすじ

ある春の朝、どこからともなくやって来た不思議な女の子が春風家をさがしています。その春風家では、ひな人形を早く出せとどれみとぽっぷが大さわぎ。早くおひなさまを飾らなきゃ、お嫁に行くのが遅れちゃうんだって。不思議な女の子は、なぜかどれみのことに興味しんしん。どれみの後をつけて行くけど、隠れていた木の上から落ちて思わずつぶやきます。「あ~、あたしって世界一不幸な美少女かも……」

東映アニメーション:おジャ魔女どれみナ・イ・ショ

第3シリーズ「も~っと!おジャ魔女どれみ」である、どれみ達の小学5年生の時のナイショの話。
テーマはTV放送シリーズでは描かれなかった秘密。
おジャ魔女どれみファン向けの裏話集のようです。
魔女見習い服やキャラクターについては基本的に『も~っと!』のものである。
『ナ・イ・ショ』の特徴として、魔女界のことはほとんど出てこない、内容が少々重め、グッズの宣伝的な内容が無い、シリーズ内においてエピソードにつながりが無い(=オムニバス形式である)という点が挙げられる。

放送時期

第13話『時をかけるお雛さま~どれみのないしょ~』
脚本:影山由美 演出:五十嵐卓哉 作画監督:馬越嘉彦

概要

ひな祭りが近いある日、どれみはふぁみという女の子と出会った
魔女界のことも知っており、口癖も大好物も一緒な「ふぁみ」と「どれみ」は意気投合! 

どれみは、ふぁみを春風家に誘った。
そのとき家では、ぽっぷとお父さんがお雛様を飾っていた。

お母さんはお雛さまの前で女の子たちの頭に手を置いて、「この一年、元気で過ごせますように」と祈りの言葉を唱える
それは春風家に代々伝わる風習。

それを見たふぁみは胸が一杯になり、涙があふれる。
実はふぁみも同じことをおばあちゃんにやってもらっていた。
やがて、ふぁみは魔法で見習い服に着替え、元にいた時代へ帰っていった。
ふぁみは実はどれみの孫で魔女見習い。
大好きだったおばあちゃんに会いに未来から時を超えて来ていた…。

どれみの孫!?

名前

ふぁみ
苗字は明かされていない。

性別

女の子

年齢

小学5年生の11歳とどれみに言っている。
出会ったときのどれみと同い年である。

容姿

どれみの前には帽子を被って登場しており、わかりにくいが髪はロングである。
どれみが髪をほどいたときに似ている。
ピンクの髪の毛でかわいい。

イメージカラー

ピンクがイメージカラーのようである。
どれみは髪の毛が赤いが、ふぁみは髪の毛もピンクである。
プリキュアのピンク髪担当にいても違和感ないであろう。
どれみよりぽっぷの髪色に似ている。

呪文

ピリカピリララポポリナペペルト
どれみと同じ呪文である。
呪文は継承性なのか、たまたまなのか…。
もしかしたら携帯の番号のように、戻されて一定期間経つとまた貸し出される仕組みの可能性もありそう。

魔女見習いの姿

どれみ達の歴代衣装とも被っていない
新しい魔女見習いの衣装
である。

胸元がタップなどではなく、コインやボタンのようなもの。
イヤリングは、丸ではなく雫型である。
どれみと同じピンク色の衣装である。
見習い服姿のキャラ表は作られていない。

特徴

春風どれみとの共通点が多い
ステーキが大好物で、ドジな一面があったり、魔女になった理由など…。
顔や髪のクセなど見た目も似ている部分はある。
帽子の中から流れ落ちるように紙がでてくるカットが印象的。

ふぁみの表情集には「どれみのする表情は全部ありです」と但し書きがつけられている。

どれみとの関係は?

どれみからしたら、ふぁみは孫である。
ふぁみからしたら、どれみはおばあちゃん
そう言われると色々似ているのもわかりますね。

ふぁみの目的は?

未来のおばあちゃんに会いにきた
未来のおばあちゃん=春風どれみ

わざわざ会いに来たということは、ふぁみの元の時代の時には、どれみは亡くなっているということになる。
そうでなければ、わざわざ過去に来ない。
この世からいなくなって、すぐに来たのかはわかっていない。

ふぁみが来た理由

「知ってたんだ…。あたしね、おばあちゃんに魔女は本当に居るんだよ?って教えてあげたくて、ここに来たの。」と未来から持ってきたどれみの名前が書かれている雛人形に話かける。

この描写から、ふぁみはどれみおばあちゃんが話していたことが、想像の世界だと思っていたのであろう。
恐らく、亡くなってからふぁみは魔女見習いになり、おばあちゃんが話していたことが本当にあったと伝えたくなったのだろう。

ふぁみちゃんの声はだれ?

渡辺久美子さん(わたなべくみこ)

演出の五十嵐氏の推薦のよう。
有名な声優さんですし、安心感がある。
出演作品も当時人気のアニメが多いので、この世代にとっては馴染みがある声に思うので、ふぁみの声に合っている。

プロフィール

渡辺久美子さん
1965年10月7日生まれの女性声優/千葉県出身/O型
アーツビジョンを経て、2018年2月1日付でシグマ・セブンに移籍。

出演作品

・忍たま乱太郎(皆本金吾)
・ムカムカパラダイス(鹿谷初葉)
・ぼのぼの(ぼのぼの)
・爆走兄弟レッツ&ゴー!!(一文字豪樹)
・犬夜叉(七宝)
・ケロロ軍曹(ケロロ軍曹)
・あたしンち(母)

などなど数多くの作品に出演している。

渡辺さん推薦理由

五十嵐さんは語っていた。

どれみと一緒にいても負けない。
・最終回を引っ張っていってくれるキャラ。


と考えたときにその子を演じられるのは渡辺さんかなと。
渡辺さんのすごいところは1説明すると10理解してくれ、キャリアと実力を持っている方なので。

物語のキー

あの頭を撫でながら願い事をするシーンは、状況として言葉に意味はなく行為そのものに意味がある
だから言葉の意味が重くならないように、普段あるような言葉をうまく使うようにした。
ふぁみも恐らくおばあちゃんのどれみにやってもらっているんだけれど、春風家の風習という話はしてもらっていなさそうである。
聞いていたらどれみの母がどれみ達にしている姿を見て、あんなに驚くことはないはず。

おばあちゃんが雛祭りのときにふぁみにしてくれていた行為というのは、おばあちゃんが独自にやってくれていたと思っていたことが、その風習自体がずっと受け継がれていたものだったと知る
そして今回ふぁみがこの時代にやってきたことによって春風家のお雛様は守られ、さらに代々伝わる風習をどれみが受け継ぐきっかけになった風にも見えるようにしたそう。

すべて必然

どれみにどうしても聞きたかったことがあったのに、最期まで聞くことができなかったその孫ふぁみ。
⇒お雛様に「おばあちゃんに会いたい」と魔法をかけたらどれみがまだ魔女見習いだった頃の時代にやってきた。
⇒そしてふぁみが聞きたかったおばあちゃんの話(魔女)が本当かどうかがわかる。
それも実は必然。

偶然っぽく見えることも裏からみると全部必然に繋がっていくお話
偶然のようにみえたことが、実は偶然じゃなかったのである。
この出来事があったからこそ、春風家の伝統が引き継がれるきっかけになったのかもしれない…。

制作裏話

最初にできたシナリオから変更された
理由はこの話の前の、のんちゃんが出ている12話の完成度が高くなったからである。
しかし、12話は死ネタで最終回にはできないので、12話に負けないように変えていった。
元々は第1話の男の子のナイショに対して、最終回は女の子のナイショで締める予定だった。

未来に繋がる形にした
東映アニメーションの場合、10年後とかにもう一回同じシリーズを制作する可能性は考えられるので何か未来に繋がる予感みたいなものを秘めた13話にしようということになった。
その通り20周年に映画が公開されたが、全く繋がっていない話だったのがファンとしては少し悲しい。

どれみのおばあちゃん姿

今回の話で初めてどれみのおばあちゃんの姿が描かれている
とは言っても、顔全体ではない。
普通のおばあちゃんになっていそう。
ここの描写で、どれみ達が魔女を選ばなかったことがわかる
小学5年生の時点(も~っと!おジャ魔女どれみ)では、まだ魔女になる気であったので、もしこの話をTVシリーズで放送していたらネタバレになってしまう。
OVAだからできた話でもある。

どれみより魔力が高い?

魔法でタイムスリップをしてきたふぁみ。
どれみたちもマジカルステージで時代を行き来していた過去があるが、4人がかりであった。
⇒『おジャ魔女どれみ# 第8話「時間を超えて、おんぷママの秘密を探せ!」』で20年タイムスリップしている。

今回ふぁみは一人で来ている。
どれみがおばあちゃんの時代からなので、40年はタイムスリップをしてきたことになるであろう。
だれかが雛人形に魔法をかけているのかもしれないが、そう考えるとどれみより倍以上の能力があるような…。
どれみの孫」ということは「どれみの娘の子」という推測がたてられる。
そうすると、膨大な魔力があってもおかしくないであろう。

他に魔法をかけている人がいるとするなら、ふぁみと同じ魔女見習いの仲間か、女王様か。
女王様だとしたら、ゆき先生かハナちゃんかどちらなのだろうか?
どちらもどれみと親しいので、孫のために力を貸すことは十分考えられる。

ふぁみの時代の魔女界 考察

ふぁみがどれみおばあちゃんから聞いたというのが、
『この世には人間界以外にも魔女界って言うのがあって…。あ、魔法使い界って言うのもあるらしいだけどちっちゃい』ということ。
今は訳あって交流が無いらしいが何時か人間と魔女が住める時代が来ればいいねと話してるそう
もし、この時代に魔女界と人間界の交流があれば、そのような話は出ることがないだろう。
そのため、魔女と人間の交流はどれみ達の時代とあまり変わっていないのかもしれない

まとめ

おジャ魔女どれみナイショの最終話。
どれみの孫が出てくるのは驚きですね。
未来とはいえ、どれみが亡くなっている世界があると表現されると少し悲しくなってしまいます。
孫が小学生のときに亡くなっていますから、長生きとは言えなさそうですし。
ただ、魔女見習いは孫の時代にもあるという結論が出ました

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